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12月, 2019の投稿を表示しています

場所も違えば、人も違う?多様な人をアセスメントするスキルを身につける💪

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ご存知の通り、アメリカには様々な人種の人が暮らしています。特にここカリフォルニアは移民が多く、アジア系、インド系、中南米、ヨーロッパにオセアニアと世界中から人が集まっています。 私達日本人にとって、ここロサンゼルスは「海外で一番日本人の多い都市」として知られている事、皆さんはご存知でしたか❓ もちろん人種が違うと、肌の色や宗教、食べ物の種類と様々な点で驚く事も多々あり、これは看護師として働いていている時も直面する事です。日本にいる頃は、このような事を考えながら仕事をしていたか?と問われると「ハイ」とは言えませんでした。しかしアメリカに来て様々な人種の方を看護させていただくなかでとても大切な事なんだと痛感しています。今日はその中でも私が実際に体験した、ちょっと頭を抱えた事例をご紹介したいと思います(涙) 患者さんは50~60代のアフリカンアメリカ系の患者さんて、慢性の呼吸器疾患、急性増悪で入院されていました。 ある時その患者さんケアしていると、急な呼吸状態悪化からコードブルーになったので、コードチームで対応にあたっていた時の一場面です(T_T) リーダ役のスーパーバイザーと共に 「 意識レベルは? 」 「 酸素飽和度は? 」 「 バイタルは? など、状態の評価をしていた時、 「 チアノーゼどれくらいでてる? 」 っと聞かれて「ハッ⁈」っとしたんです。 アフリカンアメリカ系の人、どこでチアノーゼを確認したらいいんだろう? いつものように指先や足先で確認しても、はたしてチアノーゼなのかわからない… 一瞬、頭が真っ白になったのを今でもわすれません(涙) 皆さんの中にはご存知の方もいらっしゃると思いますが、こうゆう患者さんの場合 「唇の裏などの粘膜」 でみるとわかりやすいんです︎。私の経験不足ですが、 チアノーゼ=爪の色  これしか頭にありませんでした。でもよくよく考えると、粘膜をチェックするって納得できますよね? このように、世界には様々な人がいて色んな違いがありますよね?特定看護師、専門・認定看護師、またこれから期待されるNPなど高い専門性のある看護師もとても凄いですが、色んな意味で他種多様な技術と知識、臨機応変な対応のできる看護師になる事も素晴らしい事だと思いませんか⁈Drにおいては総合内科専門医のようにマルチに対応できるDrも多く活躍されています。ドイツのホームドクタ...

手洗い?それとも手指消毒?!状況によって使い分ける手指衛生法

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手指衛生を頻回に行わないといけない看護師にとって、冬は手荒れに悩まされる季節ですよね?ここカリフォルニアは特に雨が少なく、年間通して乾燥しているので、多くの看護師が手荒れに悩まされています。 アメリカの病院でも日本同様、感染管理の看護師が厳しく現場RNの手指衛生について管理しています。今日は皆さんもご存知のCDCガイドラインに沿って、手指衛生について一緒に考えてみたいと思います! では手指消毒と手洗い、どのような使い分けが必要なのでしょうか? 勤務中は業務に追われ、次から次に患者さんのケアに行かなければいけません。 最新のガイドラインによると、 患者さんから別の患者さんのケアに移るとき 一人の患者さんをケア中に、不潔動作の次に清潔な動作をしbなくてはいけないとき これに加えて目で見て明らかな汚れがない場合は、手洗いより手指消毒の方が効果的な除菌ができると言われています。 この大きな理由として忙しい勤務の間に15秒以上の手洗いができていないからだそうです。確かに毎回毎回15秒以上の手洗いは現実的に難しいですね? しかし手指消毒が常に良いわけではありません。その一例としてC.difficilleが挙げられています。C.difficille患者さんは確実な手洗いが必要ですので、明らかな手の汚れがなくとも注意して手洗いを行なってください!また手洗いの際、特に注意しなければならないのが細部の手洗いです。特に洗い残しが多いのか親指、指先、指と指の間と言うのは皆さんもご存知かと思います。 また細部まで払うことに集中するより、確実に15秒以上時間をかける方が良い除菌ができることも少なくないとも言われています。 「 業務で忙しいのに15秒の手洗い、1日に何回もできない 」 そう思われる方、多いと思います。わかりますその気持ち、でも違うんです❗️そのたった15秒の手洗いを怠る事で 「 15 秒の何倍も時間のかかる処置や業務を結果的に増やしてしまってるんでです 」 それだけではなく、処置や業務が増える事で、入院期間も長くなります。つまり患者さんの負担も増え、またコストもんだもかさんできます。日々の業務の中でのコストカットも大事ですが、別の視点からコストカット、入院期間の短縮を考える時がきているきがします(涙) お伝えしてきたよう、アメリカの感染管理は非常に厳しい為、RNは徹底して...

アメリカの在宅看護と入院期間の短縮化!在宅RNは凄かった⁉️

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このブログでも何度か「アメリカの入院期間は短い」どうお話しをさせてる頂いていますが、今日はその短い入院期間の裏にある、在宅看護についてご紹介したいと思います。   以下の過去の記事も、ぜひ合わせて読んでください! アメリカの在宅看護には、ざっくり大きく分類して ①在宅医療看護 ②在宅ホスピスケア の二つに分類されています。つまり①の在宅医療看護は医療看護行為(RNによるアセスメント、注射、処置など)を多く必要とする患者さんに介入していきます。 ②のホスピスケアは文字通り、終末期医療が中心となり、患者さんと家族の意向にできるかぎり寄り添いながらケアを進めていきます。アメリカをはじめ諸外国では宗教の信仰も大きく終末期医療に関わってくるので、ここは日本と少し違うところです。 ではどのように短期入院から①の在宅医療看護に繋がっていくのかみていきましょう。 例として、深部静脈血栓(DVT)でER→入院→在宅医療看護となった患者さんの一例をみながら、お話していきたいと思います。 DVTが見つかった場合、フィルター挿入や血栓溶解療法が行われるのが一般的な治療ですよね?日本ではしばらく入院して(⇨違っていたらすいません)、抗凝固剤の内服に移行。その後、状態が比較的安定したところで退院になる事が多いのではないでしょうか?この理由として、やはりPT・PTT・INRの経過をみたり、血管閉塞を起こしたりしてないかなど、重点的な経過観察が必要になるからだと思います。 アメリカの場合、この血液凝固の経過や血管閉塞の観察を含めて在宅で行っていくので、ER受診当日や翌日には家に帰る事も少なくありません。但し、肺塞栓症など更に重篤な場合は勿論別ですが… 病院での治療がひと段落すると、ケースワーカーを通して在宅看護の会社へ連絡がいきます。するとケースワーカから配属された担当RNが、在宅受け入れの為のアセスメントに行き、ドクターと抗凝固剤(注射や内服)や血液凝固の検査、また現在の状況について話し合い、治療方針を決めます。勿論、この最初のアセスメントによりRNが在宅ではなく外来治療で大丈夫だと判断した場合、在宅ではなく外来治療にシフトする事もあります。これらの事からお分かりのよう、RNの最初のアセスメントはかなり重要で責任があります。実際私もセカンドジョブでこのアセスメントナースとして働いていますが、...

Sepsis(敗血症)スクリーニングやってますか!?身近に潜むSepsisって??

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Sepsisと聞くとseptics shock つまり重症な患者さんをイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、急性期の患者さんをケアしているとSepsisって結構身近に起こっているんです。ちなみにここでいう急性期とはICUのような集中ケアが必要な場所はもちろんの事、DOUもしくはStepDownUnit(日本でいうHCU)急性期から回復中の患者さんをケアする回復期病棟の事を言います。  では、どのようにアセスメントしているかを見ていきましょう。アメリカの病院では各シフト、つまり日勤と夜勤で一回ずつはSepsisスクリーンを行い、異常の早期に努めるという流れが定着しています。主にスクリーニングは2段階に分かれており、1つめのアセスメント項目は以下の通りです。 ⑴Suspected infection and two or more Temp>38 or Temp<36 P>90 WBC>12000 or WBC<4000 R>20 Paco2<32 Altered mental status 上記項目2つ以上で、感染を示唆する兆候 例)痰の性状の変化、新しいカテーテルの挿入、傷(創)の有無、機械の装着や挿入など。 ご覧頂けるよう1つ目のアセスメントはSIRS(全身性炎症反応症候群)があるか否やを見分けるアセスメント項目で構成されています。この理由としてPaCO2とWBC以外は身近に得る事のできる情報であり、「何か変だな?」と感じた時に数分あれば得る事ができます。 上記項目で2つ以上当てはまったら、2つ目のアセスメントに移ります。この2つ目のアセスメントは病院のプロトコルによっても若干の違いがあるようですが、今回は下記の項目を参考にしてみたいと思います。 ⑵Proceed with  ・Cardiac monitor(モニター装着し、心電図の確認)  ・BP MAP P R q15 and temp hourly until stable   状態が安定するまで、15分毎に血圧と脈圧のチェック、1時間おきに体温測定施工。  ・Oxygen to maintain 90   SpO2、90%を維持する  ・Blood culture X2        血液培養を異なる2箇所から採取  ...